manase's blog

ビジネスのためのエクセル集計・分析など

2018-01-01から1年間の記事一覧

クロス集計の視覚化 モザイクプロットとその他の分析

クロス集計が重要であることは、どのような書籍やサイトを見ても散々言われています。そして、本来は集計そのものが大切なのではなく、その結果から何が読み取れるかを考えることが最も大切なプロセスです。しかし、何となくクロス集計表の数字を眺めている…

Rank関数の応用例

数字の大小に応じて「順位」をつける関数がRank関数です。対象範囲の中に同数が入っているような場合に異なる計算方法をするために、Rank.AVE関数とRank.EQ関数を使い分けることができます。詳細はマイクロソフトの公式サイトで確認できます。ただし、集計対…

「複数」に対応した検索

関数を使った検索を行う際、「複数の結果を返す」方法や、「複数の条件」で検索するための方法について紹介します。これらは、以前にVlookup関数に関する投稿の際に紹介した「4つのVlookup関数の欠点」の3番目と4番目に対応するものです。 Vlookup関数やInd…

Index関数 - より適応範囲の広い検索のために

Vlookup関数やHlookup関数は使用機会も多くとても便利ですが、万能というわけではありません。もっと一般性を持った検索ができるIndex関数を用いることによって、Vlookupではできなかった様々な検索や集計ができるようになります。 support.office.com オフ…

Average関数 - 平均値と外れ値

何かの「平均値」を計算したり、または平均値を時系列に並べてみる際に、なんとなく数字が大きすぎるような気がしたり、期によって数字が異様にばらつくことがあります。例えば、新規会員数の月平均、または、年間の購入額の1人当たりの平均、というようなケ…

Countifs関数 - ヒストグラム

売上や支出の金額などの数字が含まれているデータがあるときに、恐らく最も手軽に計算が可能で、かつ関心が高そうな情報は、その「合計値」でしょう。次いで、各支店や各商品ごとの「小計」や、一人当たりの購入の「平均値」、もしかしたら「最大値」や「最…

Countifsについて

Countifs関数は複数の条件に当てはまる対象の個数(カウント)となります。Sumifs関数とは違い、Countifsは数を数えているだけですので、当然ながら引数の中に集計列はありません。Sumifs関数と同様に、一つの条件のみを扱うCountif関数は使う意味はありませ…

Sumifsについて

Sumifs関数は、Sumif関数が「複数の条件」に対応できるようになった関数です。しかし、使用する条件の数(単数か複数か)によって使い分ければ良いのでは、と考える意味はあまりないと思います。使用する条件が単数であろうが複数であろうが、シンプルに、ど…

Vlookupについて

Vlookupは数ある検索・行列関連の関数の一つでしかありません。しかし、多くのエクセル入門書ではVlookup以外の関数が扱われることは少ないように思えます。Vlookup関数がここまで注目されているのは、関数を直観的に理解しやすい、という理由ではないでしょ…

はじめに

10年ほど前になりますが、アメリカの大学で会計学を専攻しながら、大学の経理課でアルバイトとして働く機会がありました。第二言語で仕事をするというハンデを少しでもカバーするために、独学でエクセルを学び始めました。大学卒業後には大手監査法人のニュ…